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現代の奴隷労働に関する声明

 

2019 年

 

最終更新日:2020 年 9 月 8 日

 

 

 

法務文書:プライバシー

はじめに

 

Fitbit は、当社のウェアラブル端末を開発するにあたりご支援いただいている方々の健康およびウェルネスを含め、健康およびウェルネスの問題に積極的に取り組んでいます。当社は、その詳細をさらに人権ポリシーで紹介しているとおり、当社のサプライチェーンで働くすべての方々は、公正で倫理に適った作業環境の提供を受け、また一定の基準の人権保護を、最低でも享受できる資格があるものと信じています。このような目的で、当社は、当社のサプライチェーンが当社の掲げる基準を満たすよう確保するため、デューディリジェンスを実施しています。本声明は、上述の暦年を対象としており、(i) 英国現代奴隷法、(ii) カリフォルニア州サプライチェーン透明法、および (iii) オーストラリア現代奴隷法を含むがそれに限らない適用要件の遵守を意図しています。

 

Fitbit のバリューチェーンの背景

 

Fitbit は、健康状態に積極的な影響をもたらす健康およびウェルネス製品およびサービスを提供することを中心とするハイテク企業です。当社は、ユーザーが健康およびフィットネスの目標を達成する助けとなるツールをご提供するため、ウェアラブル端末をソフトウェアおよびサービスと結合させています。当社のコアプラットフォームは、ウェアラブル端末です。

 

Fitbit は、これらウェアラブル端末の製造を数社の受託製造業者に委託しています。これらの受託製造業者は、当社のデバイスをそれぞれ自社の施設で生産しており、またそれらの多くはアジアに所在しています。当社製品で使用されるコンポーネントは、当社が直接に製造するか、または当社および当社の受託製造業者が選択する、世界中に所在する多種多様なコンポーネントサプライヤーから、当社の受託製造業者によって当社のために調達されます。当社の業務担当の従業員は、当社の受託製造業者およびコンポーネントサプライヤーと当社との関係を調整しています。

 

当社のバリューチェーンでの現代における奴隷労働撲滅に向けたアプローチ

 

ポリシー、コードおよび管理システム

 

  • 当社のバリューチェーンに関しては、当社は、当社のバリューチェーン全般にわたる、人権を保護する取り組みを反映させるサプライヤー行動規範を採択しています。2019年には、当社の販売する装置を製造するにあたって使用されるコンポーネントおよび原材料の受託製造業者およびサプライヤーである、当社の既存のティア 1 および 2のバリューチェーンサプライヤー、そして当社のロジスティックパートナー全社が、当社のサプライヤー行動規範の遵守の認定を受け、承認されています。当社は、2020年末までに、当社のサプライヤー行動規範に規定する要求事項に関する教育を、サプライヤーハンドブックを使用して行うことを含め、当社のバリューチェーンサプライヤー対応化手続に統合する意向です。

 

  • 当社は、デューディリジェンスおよび計画的改善を含め、当社の責任ある外注活動に関する意思決定を担当する、当社の法務、外注、品質および製造チームの上級担当者から構成される運営委員会を設立しました。同委員会はプログラムを見直すため、2019 年に 2 回、会合を行いました。当社は、2020 年にも同じアプローチを継続する意向です。

 

  • 当社は、当社のサプライヤー行動規範およびその他の適用されるあらゆる法令違反を通報するための、秘密かつ匿名の手段として、コンプライアンスホットラインを設けています (http://www.fitbit.ethicspoint.com/)。当社は、このようなレポートすべてを審査し、および適切に調査するための手続をさらに完備させています。当社は、2020 年にも同じアプローチを継続していく意向です。

 

バリューチェーンのリスクアセスメント

 

  • これらのアセスメントは、当社のバリューチェーン内での現代における奴隷労働を特定しおよび回避することを目指して設計されています。2019年度のアセスメントの範囲は、当社のタイア 1 およびタイア2 バリューチェーンサプライヤーに焦点が絞って行われました。アセスメントは、地域および国レベルの社会的および政治的リスクをマッピングすることから開始されます。サイトレベルでのリスクを理解するために、当社は、人権リスクを特定し軽減する上での当社のサプライヤーの成熟度を評価するための、セルフアセスメント質問票とオンサイトアセスメントを導入しました。オンサイトアセスメントについては、当社は通常、サプライヤーの社内ポリシー、認証、およびプロセス管理ドキュメントを検討するとともに、また施設および宿舎への立入検査、ならびに勤労者および経営陣へのインタビューを実施しています。

 

  • アセスメントの結果は、是正および予防措置計画を樹立するため、また当社の能力構築のためにフォーカスすべき分野の指針を提供するために利用されてきました。当社は、協力こそ、持続可能な変革を促進する最善の方法であると信じていることから、当社の継続的な改善運動を、協力という原理に基づき構築しています。

 

  • 2019年に当社が実施したサーベイ、オンサイトアセスメント、および継続的活動では、奴隷労働、債務奴隷労働、または強制労働が当社のバリューチェーンで行われているいかなる徴候も見られませんでした。

 

  • 2020年に、当社は、当社のサーベイおよびオンサイトアセスメントを、責任ある企業同盟 (RBA)プログラムに準拠させる計画です。当社の目標は、当社のサーベイを責任ある企業同盟(RBA)のセルフアセスメントチェックリスト(SAQ)で代替させること、および当社の中心的なサプライヤーを監査疲れから防ぐために、RBAのアセスメントプログラムまたはその他の業界レベルのプログラムに対応させることです。  

 

リスクモニタリングおよび管理

 

  • 奴隷労働、債務奴隷労働または強制労働の使用は見つからなかったものの、職場の健康および安全要件の適切な実施に関連する問題点が観察されました。ローカルチームのメンバーを含む、Fitbit の専任職員が、当社のサプライヤーにこれらの問題を解決していただくのを支援するため、配置されています。当社は、当該分野の専門家を手配し、当社のバリューチェーンサプライヤーが、労働者の権利および環境面での衛生と安全に関する疑問や懸念について、無料で連絡し相談できるようにしています。

 

  • 当社のバリューチェーンサプライヤーの人権リスク管理に関するパーフォーマンスおよび成熟度は、各サプライヤーへの四半期ビジネスレビューの中に含まれています。当社は、いかなる奴隷労働、債務奴隷労働または強制労働も使用されないよう予防するため必要とされる、適切な管理システムおよび統制を確立すべく、当社のバリューチェーンサプライヤーと協力して取り組んでいます。当社がこのような活動を行う目標は、そのような事業方法を推進し、関与し、または黙認するサプライヤーと当社が決して取引を行わないようにすることです。 

 

教育およびトレーニング

 

  • 2019年9月の間には「バリューチェーンサプライヤー感謝デー」を開催しました。当社のバリューチェーンサプライヤー 40 社以上から 100 名の代表者が終日のイベントに参加し当社の事業と持続可能性および責任ある調達活動に関する当社の取り組みと要求事項について学びました。 

 

  • 当社は、当社のバリューチェーンサプライヤーが、どれくらいの量および頻度で人権に関するトレーニングを受けるべきかを理解するための作業を行いました。当社がこのような活動を行う目的は、当社のプログラムが、有益ではあるが、トレーニング疲れを起こさせないようなリソースを当社のバリューチェーンサプライヤーに提供できるよう確保することです。2019年に、当社は、当社のティア 1 バリューチェーンサプライヤー全社が、現代の奴隷労働および強制労働に関するトレーニングコースを、それぞれの施設で受講したことを確認しています。2020年度中に、当社は、当社のティア2 バリューチェーンサプライヤーのうちのどの会社に、これらのトピックに関する追加トレーニングが必要であるか判断するための作業を実施する意向です。

 

  • 当社のバリューチェーンサプライヤーをトレーニングすることに加えて、当社はまた、当社の従業員もトレーニングを受けられるようにしました。当社は、責任ある外注活動に関する「基本事項」を対象とするワークショップを2019年8月に開催し、また責任ある外注活動に関する個別のトピックにより深く切り込む、継続的な一連のトレーニングを実施しています。

 

報告および継続的改善

 

  • 2019年より、当社は、現代の奴隷労働撲滅に向けて戦う当社の取り組みを宣言するこの声明を、毎年、当社のウェブサイトに公表しています。

 

  • 責任ある企業同盟(RBA)の会員として、当社は RBA 会員資格を維持するため必要な活動にに取り組んでいます。

 

  • 当社の年次デューディリジェンス作業の結果および本声明は、運営委員会によって審査および承認されてきました。